これからの時代
感想を一言で書くとすると、「そう、それだよ!よく言ってくれた!」って感じの、おもしろい本でした。ちょっと大きすぎる話かな、とも思いましたが。
これです。
筆者について
2018年くらいに話題になった本。
筆者は、貧しい幼少期を過ごし、いまは会社を起こして、ビッグデータや仮想通貨なんかをやっているようです。
やはり、何の分野にせよ、辛い経験をしてそれに向き合ってきた人は強いですよね。
経済とは?
筆者の定義では、人の活動をうまく回すための仕組み、としていました。
その仕組みが回るためのポイントがなかなかよかったです。
- インセンティブ(儲けたいモテたい認められたい!)
- リアルタイムに変化
- 不確実性(運もある)
- ヒエラルキー(ただし変化あり)
- 参加者同士のコミュニケーション
勘のいい方は気づいたと思いますが、これ、SNSの特徴と同じです。あらためて、SNSってすごい仕組みだなぁと思いました。
この考え方、いろんなサービスを考える上でも活かせそうです。
価値主義の時代
資本主義に代わるものとして、価値主義という考え方を筆者は提唱しています。
お金の価値が相対的に下がり、信頼とか、時間、個性といったものの価値が上がってくるのではないか、という話です。
その具体例はいろいろ書いてありましたが、印象に残っているのは、好きなことに熱中している人が成功しやすい世の中になる、というくだり。好きなことを本当に楽しくやってるエネルギーは、回りにも自然と伝わりますよね。
ということで、考え方が変わる本でした。おすすめ。
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