理想と現実
老若男女、全員が夢と希望をもって自発的に動いて成果を出していく・・・
そんな世の中になれば素晴らしいですが、現実はそうはいっていませんよね。
人間は弱い生き物ですし。
今日の本
これです。
よくよく考えれば当たり前のことではあるのですが、なかなか実践できないようなことが書かれていました。他の会議ノウハウの本と比べて、「自分で考えられる人材を育てるには?」という視点が強く出ている本だと思います。
会議≠ミーティング
この本では、ミーティングに着目して書いています。
会議とミーティングは違うみたいです。私は同じ意味で使っていましたね。
■会議→組織のお偉いさん方が、長い時間をかけて大人数で、大きな方向性を話す場。
■ミーティング→現場のメンバーが短時間・少人数で、具体策を話す場。
こう定義して書かれた本です。ミーティングは個別面談をちょっと人数増やしたバージョンとイメージしてもらえばわかりやすいです。
ミーティングを良くした先にあるもの
なぜミーティングを改善すべきなのでしょうか?
それはずばり、コミュニケーションの質が上がり、組織のアウトプットのみならず、人との関係性や離職率、やる気や職場の雰囲気など、組織全体的にいい影響を及ぼすからです。
組織は最終的には人ですからね。
そのためのミーティングの具体的な進め方、伝え方(原因追求ではなくこれからどうするかという話)、実行までもっていくための方法、などあれこれ書いてあり、私も実践してみようと思いました。
最初の一歩
特に印象的だったのが、ミーティングで決めたことを確実に実行するためには、最初の一歩が肝心ということでした。
具体的には、次やるべきことなど整理して次回打ち合わせの日程調整まで即やってしまう、などです。
日程調整等で時間がかかってしまい、アクションが遅くなってしまうと、それをやるモチベーションも下がりますし、そもそも内容の記憶も薄くなってしまい、「もういっか」となってしまいます。これは私も過去に心当たりがあるので、確かにそうだなぁと。
まとめ
ということで、組織で高いパフォーマンスを出すための方法が書いてあるおもしろい本でした。組織に所属している人はもちろん、所属していなくても人と何かやることはあると思うので、おすすめです。
どうぞ。
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