今日の会計本
こちらです。
私はなかなかおもしろいなぁと思いながら読みましたが、これは賛否分かれる本かなぁとも思いました。
というのも、経理部に初めて配属される人などを想定してか、心構えについて、なかなか紙面を割いていました。響かない人に残念ながら響かないかなと思った次第。
本を読んで、いい意味で影響を受ける(アクションに移せる)人になりたいものです。みつを。
著者は私が敬愛する会計士の武田さん。ブログも読ませてもらっています。意欲的な生き方をされている方です。
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美しすぎる構成
見てください、これ。
経理の本分としては、財産保全とディスクロージャーとしたうえで、「情報の工場」といった言い方がされていました。社内(フロントの部署含め)の情報を得て、それを考えて加工して、関係者に伝える、という感じです。
逆算思考の大切さ
ゴールから逆算していく考え方が大事であると、繰り返し説かれてしました。
決算早期化も同じで、開示するというゴールを全員がもっていて、広い視点で仕事ができるとよくなる、という話。
一見すると、ゴールなんか考えずに作業をがんばるほうが早く終わりそうなものですが、なぜ仕事が終わらないか。
その説明として、パーキンソンの法則が例示されていました。
どういうことかというと、人は仕事を与えられると、その期限ぎりぎりまで時間を使ってしまう、というもの。仕事が膨れるという表現もされます。
具体的には、余裕がない経理部は、決算短信を出すことが目的となっているため、期限45日ギリギリまでかかってしまう、というもの。ムダに丁寧な資料を作ったり、です。
一方で、理想的な経理部としては、決算短信はあくまで通過点なので、無駄なことはせずにさっさと終わらせる、というものです。決算短信後の分析や関係者への共有がメインとなっているので。
これは経理部ではない仕事の進め方にも役立つ考え方だなぁと。
最後に
ということで、経理部に配属されたての人や、システムエンジニアの私のように経理業務はやっていないが経理にかかわる仕事をしている人には、おすすめかと。
実際苦労するポイントはたくさんあるでしょうけど、あるべきを知るのは大事ですよねぇ。
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