コロナ時代
コロナウイルスの影響がいまだにある2021年夏、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
私は出かけるのが好きなのですが、コロナ+子どもがいることもあり、出かけるのを躊躇してしまいます。
このままだと何もせずに一生終わってしまう・・・!ということで、リスクは抑えつつ、いろいろやりたい!!と思い、勉強のため読んでみました。
じゃじゃん。今日の本。
もうだまされない 新型コロナの大誤解 (幻冬舎単行本) Kindle版(amazon)
やや煽ったタイトルの本ですが、内容はまともでした。
著者は「国立病院機構仙台医療センターウイルスセンター長」の方で、インフルエンザなどウイルスを専門で研究してきた方のよう。
書いてあったことメモ
詳しくは読んでもらえばと思いますが、書いてあったことを備忘で。
- 新型コロナウイルスは空気感染!!
- ウイルスは細菌と違って、自分では増えられず、宿主のところで増える
- コロナウイルスは、呼吸器系の器官で増える
- 感染した人の呼吸器から、せきやくしゃみで外に出て、他の人の呼吸器に入ることで感染
- ウイルスは空気中に漂ってから、長時間は生き続けられない
- なので、手洗いや空気消毒、パーティションは効果ほぼない
- 効果的なのは、換気、マスク、三密回避!!うがいや緑茶もいいかも。
- PCR検査はウイルスの死骸も検出するし、陽性であっても結果を鵜呑みにしない
- ウイルス自体はなくならないが、長期的には今後弱毒化していく?
感染対策に優先度を!
これを読んで思ったのは、ゼロリスクは現実的に無理なので、効果的な対策はやってなるべくリスクは下げつつ、効果が薄いものについては、重視しないという判断が大事だと思いました。
筆者が言っているように、パーティションや、外歩くときのマスク、アルコール消毒などは効果がほぼないのであれば、なくしていきたいものです。
ただし、いま、なぜみなさんが当たり前のようにその対策をやっているのか?ですが、おそらく「やっていることで安心したい!!安心させたい!」なのかな、と思います。もう、気持ちの問題です。
ウイルスって目に見えないものなので、「たぶんこうだろう」という思い込みが生じやすい分野かと思います。
やっている感、安心されること、も大事ではありますが、その対策でコロナ疲れとなったら元も子もないですよね。ただでさえ行動制限されてストレスフルなのに。
まず敵を知るって大事!!
ウイルスについて、これまでほぼ知識ゼロだったので、いい勉強になりました。
どれくらい空気中に浮遊していて、風の流れや時間の経過でどれくらい薄まるのか、など考えるようになれば、ウイルスの流れがある程度予測できるようになり、「ここは感染リスク高そうだぞ」という自己判断ができるようになります。
それができれば、近づかないことや、マスクをちゃんとする、などの有効な対策がとれます。
最後に
ウイルスがどれくらいの期間生きられるのか、など今の研究ではわかっていないことはちゃんと書いていたので、説得力がある本でした。
研究が進んでこの本の内容が必ずしも正しくないときが来る可能性はありますが、いま時点ではよい情報でした。
ぜひどうぞ。
もうだまされない 新型コロナの大誤解 (幻冬舎単行本) Kindle版(amazon)
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