無知の知
楽器の街、浜松市にある、楽器博物館に行ってきました。
いやぁ。満足でした。
夕方閉館30分くらい前に行ったのですが、全然見終わりませんでした汗。。
私は小さい頃からピアノをやっていたのですが、自分の楽器の知識の偏りに気づかされました。楽器を触ったことがある人もない人も、おすすめのスポットです。
エントランス、芸術的なきれいさです。
中もクール。
アジアの楽器と宗教
入口から入って、圧巻。感動的です。
近寄ると、こんな感じ。
これは、ナーガという、ヒンドゥー教のヘビの神様をモデルにしているらしいです。他にもナーガをフィーチャリングした楽器がいくつかありました。
他にもこういうのとかも。うーむ、すごい。ミャンマーの想像上の生き物、「ピンサッ・ユーパ」というらしいです。5つの動物がミックスされているようで。世の中、知らないことだらけです。
もう・・・圧が強すぎる。デスノートに出てくる死神と似ている気がします。
楽器というと、きれいな音を出すための道具、というイメージでしたが、元来、宗教とか文化に根付いるのだなぁ、と感じました。
その他にも、韓国では虎が昔からたくさんいたので、虎モチーフのものがあったり。
これは足がトラになってて、かわいいです。
これはアジアではなくオセアニアだった気がしますが、怖いです。
日本楽器
楽器を演奏する姿勢は3種類あって、立つのと、イスに座るのと、地面に座るの、らしいです。
このうち、日本や東洋系は、イスや地面に座るスタイルが多いらしく、西洋では地面に座るのは少ないらしいです。これまで考えたことなかったですが、言われていればそうだなぁと。やはり、楽器は文化ですね。
日本の箏と笙は、それぞれ龍と鳳凰をモデルにしているとのこと。
へぇ~。西洋の楽器しかやってなかったので、意外と日本の楽器、知らないのです。
落ち着くコーナー
鍵盤。いやぁ。落ち着きます。いつも見ているやつ。
解説も充実していて、日本でシンセサイザーが発達したのは、西洋が主にパイプオルガンの真似をする方向性だったのに対して、日本では自由に音を作ってみよう、みたいな発想があり、技術面とかいろんな要素も絡まり、発達したみたいです。たしかに日本メーカーすごいですよね。
地下には、ピアノの歴史みたいなコーナーもありました。こちらも圧巻。
スクエアピアノ、かっこいいです。
このへんも、おなじみの西洋の楽器。アジアのところ同様、楽器には触れないですが、サンプルの音が聞けるようになっていました。
このへんは、あまり見たことはないが、割と想像の範疇のものたち。
世界でいろんな楽器があるけれど、形態としては、叩くもの、吹くもの、弦を弾くもの、といったパターンは共通しているなぁと思いました。ピアノはちょっと異質な感じがしますが。
みんなわくわく、体験コーナー
体験コーナーもありました。
電子チェンバロで、浜松市歌を弾いてみました。
世界各地の楽器を触って楽しめるコーナー。
こういうよくわからんやつも。
楽器の動物園!?
楽器のモデルとなっている動物を、動物ごとに紹介していく特別展示、やっていました。
↓こちらはサルをモデルとした楽器たち。文化を感じます。
とってもいい切り口の企画で、もっと見たかったですが、時間切れ。
もっと知りたいので、売店で図録買って帰りました。
最後に
自分の楽器に対する視野が狭かったなぁと痛感する展示でした。
楽器を弾く人はもちろん、楽器を弾かない人も、人間の文化の多様性を感じられて楽しいので、おすすめの施設です。
今回の撮影機材
ライトな旅行は、手軽にズームで!
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